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ジョイ・ディヴィジョンにハマった話

ある日、僕はクラフトワークのヨーロッパ特急に類似するアルバムを探していた。無人島に一枚しかアルバムを持っていけないのなら躊躇なくこいつを上げるくらいのマイフェイバリットであるアルバム。こんな感じのサウンドに飢えていた。とりあえず僕はAllMusicを試してみた。

Trans-Europe Express - Kraftwerk | Similar | AllMusic

タンジェリンドリームやブライアンイーノ...大体おすすめアルバムは予想通りだった。しかし見慣れないアルバムを発見。それこそがジョイディヴィジョンのUnknown Pleasuresだった。まずアルバムジャケットに惹かれた。黒いアルバムに外れは殆ど無いのでとりあえず聴いてみることにした。

正直、最初は魅力がわからなかった。しかし繰り返し聴くごとに、そのサウンドにクラフトワークのコンセプトと同一のものを感じるようになった。僕は溢れ出す孤独感に魅了された。Showroom Dummiesのような暗いパンク。これこそが僕の求めるものだった。後に書くつもりだが、僕は自殺願望を持っている。おそらく厄介なメンヘラである。イアンカーティスの歌声はそんな僕にぴったりだった。曇り空の下、このアルバムをイヤホンで聴きながら街を歩いたとき、僕の世界は変容したのだ。刹那な美しさのとりこになった。中学生の時の経験がフラッシュバックする。自室に篭ってクラフトワークを流していたときに感じた孤独感。ジョイディヴィジョンを聴いているとき、その時と同じ感覚を得られたのだ。

後にわかったことだが、ジョイディヴィジョンのメンバーたちもヨーロッパ特急を聴いていたそうである。なるほど、サウンドが共通しているのも無理はない。いつかこの二枚をヨーロッパの曇り空の下で聴いてみたい。そんなことを考えながら英語とドイツ語を勉強する日々である。